
世代を超えた友情の価値
世代間交流が創り出す豊かな人生
私のことから言えば、既に77歳になり、同級生の友達は減る一方です。そこで私が皆さんにお勧めしたいのは、世代の違う友達を持つことです。
われわれが生きている現在、2025年は過去に例のないようなことが起きている時代でもあるのです。それは、生まれた時代背景により、価値観、ライフスタイルの異なる5つの世代が同時にビジネスの対象になっている時代でもあります。
デジタルネイティブとの日常
私は毎日、今年17歳になるZ世代の孫と一緒に仕事をしています。Z世代からがデジタルネイティブ世代で、生まれたときからデジタル機器が存在した時代です。従って、孫はPCやスマホ、ゲームに非常に強いのです。
しかし、孫といろんなことを話しますが、全く違和感なしにさまざまなことを話し合います。この世代間の交流が、互いに新しい視点や知識をもたらしてくれるのです。
世代を超えた絆の歴史
実は、私が生まれたときは、私の家には名前が仁六(にろく)さんという名前の頑固なお爺さんがいました。私とは丁度60歳離れていたので、現在の私と孫と同じような年齢差です。
昔は多くの家庭で、お爺さん、お婆さんが家族の中にいて、3世代で住んでいる家は当たり前でした。私の家も頑固なお爺さんと父母、そして私の弟と3人家族でした。
お爺さんは身長が1m50cm以下だったので、明治時代の兵隊検査にも落とされるほど小さかったのですが、孫の私が大きかったので、小さい頃、乳母車に乗せて、坂出市内を自慢して回ったと聞いていました。
厳しかった爺さんで、どこから何が飛んでくるか分からないような癇癪持ちでしたが、長男の私は特に爺さんにかわいがってもらい、爺さん子だった記憶があります。私の気性は、どうも爺さん譲りのようです。
失われゆく世代間教育の復活
昔は、子供の教育の多くの部分は、同じ家庭に住んでいた爺さん、婆さんの役割が大きかったのです。ところが現在は、核家族化が進み、私の家庭でも長男、次男、長女とも私たち夫婦とは同居していないので、常に孫に接する環境ではなかったのです。
従って、孫と一緒に3月から一緒に仕事をするようになり、孫のビジネス教育を兼ねた環境ができているのが嬉しいのです。孫は通常の高校ではなく、N校というIT関連会社のドワンゴと角川書店が運営している通信教育の高校に通っています。だから、私の仕事を手伝いながら、高校生として授業も受けているのです。
オンラインでつながる世代間交流の未来
これから、私はオンラインサロンを通じて、さまざまな年代の多くの人たちとの交わりを深めていきたいと思っています。世代を超えた交流は、お互いの人生を豊かにし、新たな視点や経験をもたらしてくれます。あなたも異なる世代との交流を通じて、人生の幅を広げてみませんか?